給食センターにあった浮上油回収装置

中学の教師をしているので、給食のことは日常の中に完全に溶け込んでしまっていて新しい学びがあることには全然気がつきませんでした。
浮上油回収装置が給食センターで使われていることをひょんなことから知ったのですが、今まで全く気にもとめたことのない装置だったのでどんな装置なのか詳しく知りたくなってきてしまいました。
毎日大量の調理をこなしていく中で、油の使用も当然大量に使われることでしょう。
当然排水と一緒に油を流すことはできないので専用の装置が必要になってくるのです。

油ごと流さないための工夫らしい

教師として環境に配慮した社会の構築というテーマには関心がありました。
この浮上油回収装置はどんな所で使用されているのかというと食品の加工工場であったり、社員食堂、大型レストランそして給食センターとなるわけです。
構造としては流れ込んできた排水の油を油排出装置から排出するようになっています。
水位の変動にはフロートを利用した装置によって変化していく水位に対応していくことで浮上油の回収効率を上げているのです。
この装置の取り扱い自体はとても簡単でスイッチのオン、オフの切り替えのみとなっているので誰にでも操作できるようになっています。
微生物資材などの投入の必要はなく、物理的に油分を処理していくだけなのでメンテナンスの点においても優れていると感じました。
一般家庭においてもこういった装置が普及してくれば環境問題の改善にもつながっていくのではないかという思いもあります。
少しの量だからといって料理の後の油を排水に流してしまう人は結構いるのではないかと思っているので是非普及してほしいものです。

社会科見学の材料は意外と近くにあるのかもしれません

給食センターに限らず、食品の加工工場などでも採用されている装置であることを知り、環境に対する素晴らしい取り組みというものは今まで知らなかったところでも常日頃行われているということはとても勉強になりました。
学級における社会科見学においてもカリキュラムの一貫として浮上油回収装置のことを知ることは有意義なことと思われます。
社会科見学というものは大体毎年決まった場所を見学することになっていて、新しい要素はあまり取り入れられることはありません。
その一方で環境への配慮などは、世界基準の規制が厳しくなっていくにつれてより効率良く行えるように進歩してきているのです。
こういった取り組みについてもこれから大人になっていく中学生には是非学んでほしい課題であると強く感じました。
エコという取り組みはエコキャップなどで学校活動として取り組んでいるところもあります。
これからますます環境に対する配慮というものは重要になってくるに違いないのでしっかりと身につけてほしいものです。

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